ITパスポート

【勉強法】IT未経験、文系の人がITパスポートに合格できるまでの勉強時間と勉強法を現役エンジニアが解説

この記事は、2022年02月05日の情報です。

高校2年生のころにITパスポートに1週間で合格した私が、ITパスポートに合格できるまでの勉強時間と勉強法について解説します。

高校の頃の僕はほとんど未経験の人と知識量は変わらないので参考なると思います。


ITパスポートの問題は大きくストラテジ系、テクノロジ系、マネジメント系の3つの分野に分かれます。


まず、結論の各分野の勉強法と勉強時間から話します。

ストラテジ系

  • 勉強法 参考書→過去問→参考書→過去問のサイクルを回す
  • 勉強時間 25時間
  • 補足 隙間時間を利用して用語や過去問に触れる

テクノロジ系

  • 勉強法 参考書の内容をさらっと1回読んだ後、参考書を見ながら問題を解き続ける
  • 勉強時間 21時間
  • 補足 21時間で参考書1週と試験10回分の過去問を解く

マネジメント系

  • 勉強法 用語がシステム開発のどこに関わるのかをイメージしながら勉強する
  • 勉強時間 15時間
  • 補足 試験5回分の過去問を解き記憶の定着を測る

詳細を説明する前に、ITパスポートの試験難易度と合格条件のおさらいをしておきます。

ITパスポートの目的と受験者層から試験難易度を考える

ITパスポートの公式サイトには次のような文章があります。

iパスは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。

https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/about.html

つまり、ITパスポートはIT業界の人だけでなくIT未経験の社会人や学生も受験することを想定した資格です。

公式サイトに掲載されている受験者のデータでも、ITパスポートを受験する社会人の約7割が非IT企業に勤めている人であり、学生でも情報系以外の大学に在学している人が多く受験しています。

このデータからIT未経験だったとしても正しい方法で正しい時間勉強すれば合格できることがわかります。

ITパスポートの合格条件

ITパスポートの合格条件は次の通りです。

ITパスポートの合格条件

・合格点は1000点満点中600点以上(6割)

・各分野必ず3割以上正解していること

ストラテジ系の勉強法と勉強時間

ストラテジ 系は企業の経営戦略や会計、ITを活用したシステム戦略に関する問題が出題されます。

勉強法 : 参考書→過去問→参考書→過去問のサイクルを回す

勉強法ですが、参考書→過去問→参考書→過去問のサイクルを回すです。

ストラテジ系に関しては覚える用語がかなり多いです。参考書の1章が終わるごとにその内容の過去問を解きまくりましょう。

その後、次の章に進み、参考書の内容が終われば過去問を解くようにすることで記憶に定着しやすいと思います。

ストラテジ系は量が大切です。通勤時間などの隙間時間を利用して、用語や過去問に触れるようにしましょう。

勉強時間 : 25時間

勉強時間は25時間です。参考書10時間、過去問15時間になるような比率で勉強できればいいと思います。

テクノロジ系の勉強法と勉強時間

テクノロジ系はシステムに関わる技術の名前や用語を問われる暗記系の問題と、計算やプログラミング、データベースの正規化など暗記ではなく実際に頭で考える問題が出題されます。

勉強法 : 参考書の内容をさらっと1回読んだ後、参考書を見ながら問題を解き続ける

勉強法ですがテクノロジ系は参考書の内容をさらっと1回読んだ後、参考書を見ながら問題を解き続けるがオススメです。

実際に頭を使って解くような内容は参考書の内容だけ勉強してもあまりピンときません。

そのため、参考書の内容を勉強した後にいざ過去問を解いてみるとうまく解くことができず、結局参考書を漁る羽目になります。

そして、技術の名前や用語についてですが、ITパスポートに出題される用語はあまり多くありません。

参考書を見ながら問題を解き続けるだけで大体は覚えられると思います。

重要なのは参考書を見ながら問題を解き続けることです。

これにより、参考書を見て解ける問題と、参考書を見たのに解けない問題を見分けるようにしましょう。

参考書を見て解ける問題はつまり、参考書の内容が頭に入れば解ける問題です。

参考書を見たのに解けない問題はつまり、参考書の内容が頭に入っても解けない問題です。

試験で合格するためには後者の「参考書の内容が頭に入っても解けない問題」がなぜ自分に解けないのかを分析する必要があります。

この問題があなたの弱点です。

イメージがついていない、内容を覚えただけで理解ができていないなど様々だと思いますが、この問題を解けるようになることが合格への一歩です。

勉強時間 : 21時間

勉強時間は21時間です。まず、1時間で参考書のテクノロジ系の章を一通り読みます。覚える必要はありません。

あくまでこんな内容があるんだくらいでいいです。

次に残りの20時間で過去問を解いていきますが、1問3分だとすると、20時間で400問解くことができます。これはITパスポートの試験約10回分に相当します。

この10回分の過去問を得て、解き方を体で覚えるイメージです。

マネジメント系の勉強法と勉強時間

マネジメント系ではシステム開発における各種開発手法や進め方、開発プロジェクトの管理に関する問題が出題されます。

勉強法 : 用語がシステム開発のどこに関わるのかをイメージしながら勉強する

マネジメント系は用語がシステム開発のどこに関わるのかをイメージしながら勉強するがオススメです。

マネジメント系の用語は闇雲に覚えようとすると、自分の中でイメージができず、ちょっと問題文や選択肢が変わっただけで解けなくなる可能性があります。

なので、システム開発全体をイメージしながら、各用語がどこに関わるものなのかを考えることで覚えやすくなると思います。

システム開発はシステムの要件確認→設計→プログラミング→テスト→リリース→運用のように行われていきます。

いま覚えようとしている用語が設計段階の用語なのか、テストの用語なのか、運用の用語なのか、その目的はなんなのかを同時に覚えることで知識の定着がしやすくなります。

勉強時間 : 15時間

勉強時間は15時間です。まず5時間で参考書の内容を覚えましょう。

ここではただ用語の意味を覚えるだけでなく、図や絵を描いて、イメージで覚えるようにしましょう。

マインドマップのように用語の関係図を描いてみてもいいかもしれません。
残りの10時間は過去問を解きましょう。1問3分とすると、200問解くことができます。

マネジメント系の問題で間違える理由は「覚えられていない」がほとんどなので、過去問を解くことで記憶の定着を図りましょう。

まとめ

この記事の内容をまとめると次のようになります。

ストラテジ系

  • 勉強法 参考書→過去問→参考書→過去問のサイクルを回す
  • 勉強時間 25時間
  • 補足 隙間時間を利用して用語や過去問に触れる

テクノロジ系

  • 勉強法 参考書の内容をさらっと1回読んだ後、参考書を見ながら問題を解き続ける
  • 勉強時間 21時間
  • 補足 21時間で参考書1週と試験10回分の過去問を解く

マネジメント系

  • 勉強法 用語がシステム開発のどこに関わるのかをイメージしながら勉強する
  • 勉強時間 15時間
  • 補足 試験5回分の過去問を解き記憶の定着を測る

ITパスポートは未経験の人たちを対象とした資格になるため、自分が未経験だったとしても正しく勉強すれば合格できます。

忘れないで欲しいのは、1週間で合格した人、1ヶ月で合格した人、3ヶ月で合格した人に違いはありません。

1週間で合格した人がえらいわけではないです。資格取得はあくまで通過点でしかありません。

資格取得で得た知識をどう生かすのかが重要です。

この記事を読んでいただいてありがとうございます。
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